変革、新たな阪和線へ(5100番台運行開始)

 2016年7月1日、いよいよ待ちに待ったNewFaceの誕生の日がやってきました。225系5100番台、その営業運転開始とそれに伴った他車への影響などをチマチマ取り上げていきます。

まずは5100番台関連から

5100番台、記念すべき最初の列車は実はシャトル(3901M)でした。まさかシャトルから入るとは思ってなかったので驚きましたが、その折り返しの直通快速を狙い打ち。5100+5100の8連、早速大阪環状線へ乗り入れる直通快速に。天気はボチボチでしたが、その美しい車体には後ろにいた近所に住んでるであろうご老人も驚いていました。「なんや、あれが新車かいな？！メッチャ綺麗やの～(笑)」と興味津々でした。

次は6連の5100番台。幌が無いと顔がスッキリするかんじですが、なにか物足りなさもあります。前面LED表示機がかなり優秀でして、SS1/1000でも余裕に写ります。目立って途切れも見れません。なんというハイスペックフルカラーLED。自分のポンコツカメラでもここまで写るくらいですからよっぽどです。

その次の直通快速にも5100番台、今度は5000番台と繋いで走っていました。いつの間に併結試運転を行っていたのか…。梅雨で汚れた床下の5000番台とは異なり、ピッカピカの床下の5100番台との汚れ度合いは一目瞭然。ついこの間まで5000番台が近郊型の新車だったのにね(笑)。

帰りにチョロッと時間潰しに下松で撮影し、下松から5100番台に乗ることに。△1～6に凄い違和感、大和路線の普通列車かな？？くらいの感覚でした。和泉府中まで乗ります。

車内設備

車内はこんなかんじ。室内灯はLEDのものになっており、カバーもされていないことからとても明るい車内でした。あと、新車の匂いがプンプン充満しています。空いていればボッチ席に座れるので、座れたらとても快適です。隣の人に気を遣わなくていいですからね。

5100番台が新しく導入されることになった車内Wi-Fi。もちろんタダです。ですか、主な目的は外国人向け。使えないこともないのですが、回線速度は3G…よりも遅く通信制限よりはマシ…と言ったくらいでしょうか(感覚での感想です)。
普通にスマートフォンとかのLTEや4Gなどを使った方が普通に良いと思われます。走行中とかは特に繋がりが悪いです。

車内LCD、5000番台とかの既存のものを使っています。津久野・上野芝・百舌鳥など、普通列車しか止まらない駅の表示もバッチリ表示されています。この前ダイヤが乱れた時に走った5000番台の鳳以北を走る普通列車はエラー吹いてJR表示でしが、5100番台は期待できそうです。

1両にだいたい1つ整備されている避難用はしご。既存の223系などにも随時取り付けられていましたが、今回から標準装備となっています。補助席感覚で簡単に開けれるようですが、中には避難用のはしごが入っているためもちろん座れません。この赤いモケットは227系で使ってた色のもの…？？？

運転台です。5000番台とはそこまで変わらないでしょうか、ユニットランプが4つあったのが5つになっています。言ってそこくらいですね、気になったところは。

側面表示。種別・行先表示に区切りは無く、一つのまとまりで表示されます。種別と行先の組み合わせは自由に変更できるようです。この日に人身事故が発生し、[O]関空快速 熊取なんてものを出してたらしいです。そういうものにも柔軟に対応できるようになっています。

屋根、和歌山方の先頭車両のものです、クーラー間のアンテナは一体…？

前面表示。先述の通り、かなり優秀な表示機です。技術の進歩ってすげぇ。

関空/紀州路快速はこんな感じで出してます。ちゃんと幕のものと同じデザインを受け継いでいるようです。行先が白色のLEDになったので遠くからでも見易いのが印象的でした。

和泉府中から快速で先回りして鳳で撮影

いよいよ国鉄型にも引退の足音が近づいてきましたね。まだ28両(なんかこの日は30近く走ってたらしいですが)らしいですが、随時導入してくると思います。いつあの編成が運用離脱してもおかしくない…という状況。国鉄型もしっかり撮っておかないと…。

今回は以上です。この5100番台の導入に伴った他列車は車両・運用のことはまた次回とします。長くなりましたが、ご閲覧ありがとうございました。