円卓の調味料の独り言

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さよなら、ハロゲンライトの南海1000系(後期型編)

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前回(前期型)→https://t.co/KNCTC3Rg7X

 

の続きです。消滅してしまったハロゲンライトの南海1000系を振り返りながら現行の1000系も載せていく供養祭。今回は後期型をピックアップしていきます。

 

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(ここも高架工事でまもなく消滅?@浜寺公園)

後期型の特徴としては車体幅が少し広がり、裾が絞られたスタイルに変わったくらいでしょうか。他にも細かい部分はあるみたいですが詳しくは知らないのでここでは控えておきます。

 

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(若番1009F・1010F @粉浜)

後期型は基本編成1004F〜1010F・1051Fと増結編成1034F〜1036Fの前期型に比べると大所帯。1000系と言われればこっちの方がイメージつきやすいかもしれません。

 

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(1番初めにフルカラーLEDを換装した1004F @浜寺公園)

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(前照灯ハロゲンライト・種別/行先表示器がフルカラーLEDのタイプ。帯色が劣化してるのも1000系らしさ@粉浜)


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(現行のスタイル、行先表示器前照灯共にLEDなってしまった1000系。帯色は相変わらずの劣化具合 @松ノ浜)

 

最初はハロゲンライトは残したまま種別/行先表示器のみがフルカラーLEDに換装されたスタイルの1000系が登場しました。車内もLCDを新たに取り付けたりとインバウンド対応に向けた改造を施されたようです。

 

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(後期型(1034F)+前期型(1033F)のブツ4組成。裾絞りの違い、車側灯の出っ張りなど違いが伺える @松ノ浜)

増結編成は前期型同様、難波方先頭車に貫通幌を装備。登場当初は基本編成にも幌がついていたようですが、基本編成が難波方に増結編成をくっつけることはあまり無かったようで、すぐに取り外されました。

 

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(前期型+後期型(1035F)のブツ4普通 尾崎行 @天下茶屋)

台風の影響で発生した尾崎行の普通車。現在は定期0の尾崎行。何が来るか分からなかっただけに1000系が来た時は割と嬉しかったですが、状況が状況だけに素直に喜べないところ。

 

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(2度目のリベンジでようやく優等の増結編成先頭の1000系。種別灯一つ光るだけでも勇ましさは変わる 8004F+1034F @住吉大社)

1000系は他形式との併結も可能な万能形式。8000系は4両編成しか製造されず、6連不足の際は1000系の増結編成を組成して運用されました。1000系増結編成唯一の優等種別としての活躍の場でもあります。8300系とも併結可能で8300系の増結編成が登場するまでの短期間ではありますが組成してたりもしていました。

 

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(検査明けで床下やパンタグラフがまだ綺麗な状態 @浜寺公園)

〆はこの編成。1051F。1000系唯一の4連固定編成でステンレスが剥き出しの車体とシングルアームパンタグラフ、モーターも違うものを積んでいるなど異彩を放っている編成です。南海本線に長い間所属、たまに増結編成を繋げて6連で運用されることもあったようですが、ここ数年は単独4両で各停運用をこなす日々を送っていました。

 

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(1032Fと組み高野線を駆ける1051F @白鷺~中百舌鳥)

2018年5月末に高野線所属の1001Fとトレードする形で1051Fが高野線に転属。1032Fと組成して6連運用で高野線担当車になりました。

 

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本線では4連単独で動いていたので優等種別には入らずでした。しかし、高野線の6連運用は優等運用も多く、1051Fにとってはかなり久しぶりの優等運用につく機会になりました。種別灯をフル点灯させて急行に入る姿は勇ましい以外の言葉が見つからないレベル。

 

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車と並走するのは泉北線ならでは @泉ヶ丘~栂・美木多)
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(種別灯フル点灯、板上げ前パン幌付きの文句なし顔 @泉ヶ丘)


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(LEDになってから前照灯が点灯しないとブサイクになってしまった1000系、ケースの大きさの割に小さいライト2つがなんとも不格好……。 @泉ヶ丘)

 

高野線所属となると必然的に泉北線にも入ることを意味します。最初はしばらく入りませんでしたが、時間を置いてから泉北線にも入るようになりました。泉北線に入る運用数は少ないものの、平日朝などはバンバン入るのでよく早起きして狙いに行ったものです。登場時は高野線に居たらしいですが、試運転以外は泉北線には入っていなかったのだとか。(詳しくはわかりませんが)

 

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(逆組成になりc#1751が先頭に。この顔で優等種別が撮りたかった…… @住吉東)

 

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(前照灯LED交換後のC#1051、ハイビームになるとライトケース内のスカスカ感が紛れます @我孫子前)

 

ハロゲンライトで転属してきた1051FにもLEDライト交換の並がおしよせます。高野線に転属してきてからハロゲンライトが維持されていたのはわずか2ヶ月。いずれ変えられるだろうと思ってはいましたが、思いのほか早く変えられてしまいもっと早く撮っておけばと後悔しています。ステンレス車体が剥き出しなだけに、まだLEDライトが似合う顔をしているのが救いでしょうか。

 

 

さて、ハロゲンライトの惜別はこの辺で終わりにしておこうと思います。25年貫いたスタイルが変わるだけに、少し印象が変わってしまったのは残念です。ここ最近は高野線、本線ともに1000系にラッピングを施した編成も出ています。昔のミナピタラッピング程ではありませんが、久しぶりの1000系ラッピングとあって沿線は少し湧いているようにも感じます。

 

ちなみにですが、今年の秋に南海1000系がなんと鉄道コレクションで発売されるのとになりました。増結編成がピックアップされています、見た感じ後期型が作られるのかな?と言った感じです。

 

https://twitter.com/rc_awaza/status/1149253874135363584?s=21

(実際のモデルのプロトタイプ、後期型(二次車)をフィーチャーするらしく、1034F・1035F・1036Fが対象となる模様です。)

 

これは買うしかないでしょ、ということで中の人は2編成くらい買うつもりです。ブツ4普通できますしね。ついでに事業者販売とかで今年の南海鉄コレで1000系6連が出るのでないか?という妄想もしてたりします。できれば後期型がありがたいですけどね。

 

 なにかとアツい1000系のお話でした。長くなりましたがご閲覧ありがとうございました。