円卓の調味料の独り言

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南海11000系 泉北ライナー復帰とそれまでの歩み

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2月25日、南海の11000系 11001Fが泉北ライナーに戻ってきました。今回はその11001Fがこれに至るまでの動向とかをざっくりとご紹介。

南海高野線の特急として活躍していた11001Fが泉北ライナーに入るということになり、まず最初は11001F単体での運行となりました。

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とりあえず、という形で幕だけ泉北ライナー仕様に変えて泉北線を疾走。泉北線に特急というかなり革新的なことを行ったパイオニアとして、今の増便に至るまでの礎を築いたと言っても過言ではありません。

しばらく経って高野線特急が検査で一本ずつ離脱するということで11001Fが高野線に戻り、12000系(サザンプレミアム)が泉北ライナーを代走しました。

春近くになってまた11001Fが泉北線に復帰。今回また塗装を改めての復帰となりました。

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少しではありますが、帯を変えて出てきました。ドア付近はゴールドに近い色であしらわれ、今回から泉北ライナーのロゴが入れられました。利用客がかなり根付き、より力を入れているというのが具現化されたラッピングでした。

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ここから泉北ライナーに待望の新車、12000系(12021F)を導入。便はそのままで11001Fは12021Fにバトンを渡す形で泉北線を後にして高野線特急に復帰しました。

ここで11001Fはもう泉北線には帰ってこない、と思ってた矢先。「泉北ライナー増発」という一報がこれを覆す形で飛び込んできました。12021Fだけでは賄えきれない本数、新車の導入もなし。となると残るはあの車両だけ。帰ってきました。

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南海時代の雰囲気を一層。帯を全てラッピングして12021Fに近いようなラッピングになりました。なかなかの派手さにインパクト性は抜群です。

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側面も南海時代の赤帯を隠すスタイルで新たにラッピングを施し、泉北ライナーの文字も健在。本当に南海で走ってたやつ?と思えるくらい斬新なデザインでした。

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2017年に行われたせんぼくトレインフェスタ(光明池車庫一般公開)に展示されることはなかったものの、洗車体験を降りた場所から覗ける部分でひっそりと休憩していました。パイオニアとはいえ、12021Fが泉北ライナーの顔になり注目度が下がってしまったのは否めませんね…。

さて、つい最近の話になりますが、1月に南海高野線の特急が検査のため一本離脱。そのため11001Fがまた南海高野線に戻ることになりました。これの代わりのピンチヒッターがサザンプレミアムの12000系。しばらくの間仕事を任せて11001Fは本職であった高野線に戻ります。

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平日早朝のりんかん一往復は4+4の8両編成で運転でした。11001Fは平日朝の増結用4連と夜にでてくる便にしか入らず、太陽が出ている間の撮影が少し難しい運用での復帰でした。あくまでもピンチヒッター、主の運用は17m級の車両に任せていました。(暗すぎてAF効かずピンボケ…)

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併結相手は31000系。お互い貫通扉があるので幌をつなげての運用。31000系も11000系も単行運転だと貫通扉を開けることはなく、併結相手が11001Fと31001Fでないと先頭貫通扉を持たない30000系と併結したところで意味がありません。というわけで幌を通すのはこの組成限定となります。

さて、ようやく戻ってきました。2月25日。30000系の検査が終わったので11001Fが泉北線に復帰。ラッピングも施されると公式発表もあり、また派手な姿で見れると思いましたが…

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あれ?なんか違いますね。ショボくなったような。

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前回との変更点は
・前面ラッピングの青帯が省略
・南海時代の塗装デザインの上からラッピングを貼っているため、真ん中に白地が浮き出しに
・側面の上帯が青から金に
・側面泉北ライナーロゴ省略

というラッピングになりました。公式からも「前回とは少し違うラッピング」と告知があったものの、省略が多いとは想定外。もしかしたらまた南海線に戻るかもしれないので繋ぎとしてのラッピングなのかも、と思うと納得できます。

しばらくはまたこの状態泉北ライナーに入るみたいなので、これからの活躍に期待しましょう。

長くなりましたが最後までご閲覧いただきありがとうございました。