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時刻表から見る2018年度春ダイヤ改正 阪和線編

2018年度春の時刻表が発売されたということで、阪和線の春のダイヤ改正後のダイヤから消える列車、増える列車などを大雑把ですが紹介していこうと思います。

今回参考にさせていただいた時刻表は「交通新聞社の携帯全国時刻表 3月号」となります。http://www.kotsu.co.jp/jikoku/keitai/

まずは新設される列車からご紹介。

関空/紀州路快速 関西空港/湯浅行(5107M) ※平日限定

天王寺関西空港行と湯浅行。前は湯浅行は新大阪から単独での運転でしたが、ついに関空/紀州路快速として吸収されての運転となります。前の湯浅行快速のスジを天王寺から取った形になりました。発着時刻はそこまで変わりはありません。

区間快速 和歌山行(復活)
※平日限定

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和歌山始発の区間快速はありましたが、今回は和歌山行の区間快速が復活という形で設定されました。写真はだいぶ前にダイヤが乱れた際に撮影したものです。4連担当か6連担当かどうなるのやら?

・初発~6:30までの時間帯に快速を増設
鳳始発の快速が5:53に設定するなど、快速が少し増えた印象です。

東岸和田普通列車(復活) 同始発の快速※平日限定
これが新設系ではかなりの驚きなものでした。東岸和田行の普通が復活、なおかつ同駅始発の快速が誕生するとは。

東岸和田行の普通列車天王寺9:35発→東岸和田10:35着。その折り返し?かどうかはわかりませんが、快速 天王寺行が東岸和田11:05発→天王寺11:31着。東岸和田で約30分もの時間があります。東岸和田は折り返し設備が設けられており、その際は下り列車が下りホームに入線したあと折り返して天王寺方にある渡り線から出ていくという方式。上りホームからの折り返しは不可能なので、30分も同駅に停車するのは少し難しいかもしれません。一度東貝塚に引き上げさせて折り返す、という手ならまだ使えそうですがどうなることやら。

・快速 湯浅行 2101H (変更)※休日限定
こちらは先程の関空/紀州路快速 関空/湯浅行の休日版。天王寺6:49発→湯浅8:37着で前の湯浅快速のスジを同じく乗る形での運転。天王寺始発ということで両数どうなるのかが気になるところではあります。

関空/紀州路快速 関空/御坊行(4233M)
こちらは前のプレスで新大阪始発のきのくに線直通の快速列車を辞める、と書かれていたのである程度予測はできましたが関空/紀州路快速に吸収されての設定になるとは…。 平日のもので前回の新大阪始発のと比較すると前回の新大阪始発は新大阪22:44→西九条22:52→御坊1:11(日根野→和歌山間快速)。今回のものは京橋22:16発→西九条22:30→御坊1:03(日根野→御坊間各駅停車)となりました。紀州路快速になってしまったため日根野から先は各駅停車に。その分早めに出すことで前回よりも8分早く御坊に到着するスジになりました。これによってこの列車がきのくに線和歌山から南へ行く最終列車となるため、少し最終の時間が早くなってしまうことになります。この面に関してはかなり不便になってしまったのかなと。

・深夜に紀州路快速単独の和歌山行設定(4235M)
こちらも大きな試みでしょうか?大阪22:44発→和歌山0:15着という日をまたいでの設定となりました。なお、日根野→和歌山は各駅停車なので日根野で後ろ4両を切り離しての運転となりそうです。後ろ4両が[R]紀州路快速 日根野という和歌山に行かない紀州路快速が誕生することにもなります。

・早朝のくろしお2号
時刻変更という形になりますが、くろしお2号の和歌山駅発車時刻が大幅に早くなりました。6:04(休6:07)発が5:14発という驚異の早さ。「新大阪行B快速を消して特急への誘導促進」と言われるのも無理はありません。あからさまな時編ですからね。果たして乗る人は居るのでしょうか…??


新設される目立った列車は以上となります。まだまだ細かいところはあるものの、今回は割愛させていただきます。ご自身の目でご確認ください。

次は今改正で消えてしまう列車を大雑把にご紹介。

・B快速(恐らく)

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ついにこの時がやってきました。B快速廃止(たぶん)。残っていた新大阪行は今改正で和歌山駅だいたい同時刻発の普通列車に変わり、その普通列車日根野日根野始発の快速と接続する形になって天王寺へ行けるというダイヤに変わります。また、これによって和歌山→天王寺への所要時間が若干伸びることになりました。「USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)に行く時に世話になった」という南の方も少なからずいるかもしれませんが、早朝とはいえかなりの乗車率を誇っていました。当然4両のまま新大阪まで運転していたので、天王寺でパンパンになっていましたが乗り換え無しで特急じゃないのに新大阪へ行ける便として割と人気(だったはず)でした。

下りの日根野/和歌山行はだいたい同じのスジに今改正から走る快速が全て日根野止まりになりました。日根野から先の各駅に停車する快速は否が応でも紀州路快速として扱う方針になったのかは知りませんが、天王寺スタートで日根野から先各駅停車の快速が記載されていないことから今回でB快速は廃止が濃厚となりました。鉄オタの毎春恒例のB快速無くなる論争もこれで見納めとなります。

・平日限定 朝方天王寺区間快速(減便)と熊取行区間快速(和歌山行に変更)

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少し古い写真も混ぜていますが、かつて103系/205系が走っていた平日朝方の区間快速が消滅。※補足ですが、これより朝方にある4連の区間快速は残留です。103系引退時はかなり盛り上がった列車だけに、少し残念な気もします。その折り返しだった熊取行も無くなることになり、先程の早朝にある和歌山行に変更される形になりました。

・新大阪発 きのくに線直通の快速列車

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こちらも先程の新設された紀州路快速に吸収されるため廃止となりました。[W]快速事態は天王寺始発の湯浅行で阪和線内なら見れますが、新大阪を当発着する便に関してはこれで最後となります。特急以外で梅田貨物線を通れる列車として走っていましまが、ここを通るには定期便では特急でないと通れないという形になります。乗り収めされる方はお早めに。

羽衣線103系205系0番台

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列車ではありませんが、いよいよ阪和線から国鉄型が姿を消します(新在家の113系を除く)。早いものであと1ヶ月もありません。撮り鉄もじわじわ増えています。記録はお早めに。

かなり長くなりましたが、今改正の大まかな内容は以上となります。普通列車の接続変更やくろしおの時間変更や車両運用の変更などはややこしいので割愛させていただきました。かなり漏れがあるかもしれませんが大目に見ていただければ幸いです。なにかの参考にしていただければと思います。たまにはデジタルの時刻ばかり見ず、本の時刻表を手に取って見てみるのも悪くはありません。割と読み入れるので時間を忘れれます(笑)。

長くなりましたが、最後までご閲覧いただきありがとうございました。